「とにかく自然に洗われたい」夏の話をしていいですか?【前編】
- Uni Sakura
- 2021年12月2日
- 読了時間: 6分
Hello みんな!あっという間にもう11月も終わりだね。今年もあと1ヶ月だなんて...…聞きたくないよね。私も聞きたくない。笑 本当に一年あっという間で毎年この時期にびっくりしちゃうんだけど、一生私たちはびっくりしながら生きていくんだろうな...…。 さて、ハロウィンも終わりクリスマスを待つばかりですが、今回はかなり巻き戻して今年の夏。
連勤が続き心身ともに衰退していた私はとにかく自然に洗われたかった。そんな夏の話をしていいですか?(いいよ!!)

【好きな色だらけの私の合宿スタイル】
8/8~8/9「1泊2日鎌倉合宿」 友達のなおと、共通の友達であるちひろがシェアハウスをしている鎌倉へ遊びに行った。 なおは髪を金に、私はピンクに染めたことで待ち合わせ場所でお互いなかなか気付かないという。笑 なおの金髪はロンドンの美少年のような、はたまた天使のような…...とにかく神々しかった。 鎌倉滞在中、天気はというとあいにくの雨(というか台風接近中)だったけど、晴れてる時間もあった。
鎌倉駅にちひろが来てくれて、途中寄り道をしながら3人でちひろの家へ向かった。 オーガニックの物を中心としたマーケット、2階からビーチが望めるご飯屋さん、ソファーの居心地が良すぎるカフェ、緑で生い茂った小さい神社。 は〜〜〜、夏休みだ〜〜〜〜〜〜!

【夕方になる前の海】
今夜は満月ということで、ちひろの提案で海水に浸かって身体を浄化しようということになり、自転車に乗り海へ向かった。 日が落ちていてすでにあたりは暗かった。台風接近中ということもあって波は大きく、荒れる波が岩に当たるたびに大きな音が響いていた。
思えば温暖な瀬戸内海で育った私は波が荒れる様を見たことがなかったし、少しでも荒れ出したら人々は入るのを止める。夜の海をドライブで見に行くことはあったがそれも遠くからで、決して入ることなどなかった。おまけに私は音楽以外の大きな音が大の苦手だ。 そんな私はとにかく怖くて、躊躇なく進んでいく二人を尻目に「怖い、怖い」と連呼するしかなかった。思い返してみれば大人になって「怖い」ってあんなに言ったのは初めてかもしれない。笑 でもなにより一番怖かったのは、暗闇のなか大きな音を立てる波を背に「さくらおいでよ!」とはしゃぎ続ける2人。その様子はまるで、地獄の海辺で休憩時間にはしゃぐ獄卒(地獄で働く人)のよう。反面、なんだか2人の背中はたくましくもあった。笑
そして育った土地によってこうも変化が見られるのかと興味深くもあった。(なおとちひろが特別なだけかもしれない。はたまた私が怖がりなだけか.…..) ひと通り2人の気が済んだ後、泥んこ遊びをした子供のような私たちは、自転車を漕ぎフレッシュネスバーガーをテイクアウトして、また別の砂浜で満月に照らされながら円になって夕食をとった。 その後はシェアハウスに帰って、ルームメイトのゆきよも加わり4人で少し話した。 ちひろの部屋は電球を付けていなくて夜になると真っ暗。その代わり、オレンジのスタンドライトを付けると暖かく落ち着いた不思議な空間になる。 私たちが来るから、と買っておいてくれたアイスケーキはとても可愛いらしくて月の形をしていた。
寄り道したマーケットでちひろが買った、花を乾燥させたもの(名称不明)に火を付けたら信じられないくらいすごくいい香りだった。お香も焚いてくれた。自分でも分かるくらいなんだか癒されていることに気付いて、帰ったらこんな時間を自分のケアのために設けようと決めた。

【ちひろが用意してくれた満月と三日月のアイス】
※memo〈自分のケア方法追加〉
・部屋を暗くし、暖かい色のライトやキャンドルを付ける
・好きな香りを焚く
・何か口に入れるなら、ジャンクフードを貪り食うんじゃなくて落ち着けるものを体に取り入れる。ハーブティーとかスープとか。
・雨の日のにやるのも雨音がBGMになって癒される(雨の日がちょっと好きになりそう)
朝になって、なおと一緒に自転車で近くのコンビニへ朝ご飯を買いに。 道が分からなかったけど来た道の記憶を頼りに進む。雨が降った後の朝は自転車が気持ちいい。 途中、私の胸に飛んで来た蝉を介抱したりしながら、コンビニで朝ごはんを買い、無事生還した。かかった時間はちょうど1時間。チャリで。 最初、自転車を20分漕いだら(しかし最後は死ぬほど坂だけど)海へ行けるちひろの家が羨ましく思った。あたりは緑で囲まれていて静かだし(朝は鳥の激しめのさえずりに起こされるらしい)。猫も飼えるし。緑に囲まれて猫ちゃんと暮らすのは私の夢だ。
だが、実際はチャリで往復1時間の買い出しで疲れ切ってしまった。これでは暮らせる気がしない。
それに「うーん、時間もったいねぇな」と思ってしまった私は、当分都内から離れられそうにない。(後からちひろに聞いたらもっと家から近いコンビニがあったらしい)

【ホームステイを楽しむロンドンの美少年なお】
先に帰るなおを見送って、仕事をしているちひろの部屋で寝転がりながら本を拝借し読んでいた。寝転んでいるせいか、1時間のチャリ運転のせいか眠くなる。一度寝たら帰るのが夜になりそうだったし、この時間を瞼を閉じて過ごすのがもったいなくて、ゆきよの部屋を覗いてみた。部屋を覗くと、ゆきよが話そうと言ってくれたのでお邪魔した。
部屋は文字通り何もなく、引っ越したて?と思ったくらい。極力荷物は増やしたくないらしい。大きいものは、ギターと干していた布団だけだった。
ゆきよはビーガンで、友達と一緒にビーガンの運動をしている。私たちは短い時間でお互いのことを色々話した。互いのやりたいことや、やっていること、育った環境についても。
昨日の夜初めて会ったのに、自分のことを話すのに抵抗がないのはゆきよの持つ魅力だろう。
ゆきよとちひろは同じ雰囲気をもっている。暖かい優しさと、包容力と芯の強さ、それでいてとても自然体。それは開放的な自然の中で暮らしているからなのか、一緒に住む二人だからなのだろうか。
ゆきよは私のやりたいことについて、できることがあれば手伝いたいと言ってくれた。それがとても嬉しくて、心強くて。東京へ向かう電車の中でまた頑張ろうと思えた。
絶対に実現しよう。
私が心からエンパワーメントされるのは、有名人でもどんな作品でもなく、やりたいことに向かって突き進み、もがき戦う友人たちだと言える。 まさに「守ってくれる人が欲しいのではなく、一緒に戦ってくれる人が欲しいのだ」という、どこかで見つけた言葉のように。
「大都会」「冷たい街」だと言われるこの街でひとり保証のない暮らしも、共に戦う人がいてこそ私が持つ力以上が発揮でき、またどこまでも、何があっても進むことができると思える。 自然に力をもらうはずが、人に力をもらった夏休みになったな、と考えていたら電車は間も無く東京に到着しようとしていた。 窓から見える景色を眺めながら、まだこの街で生きていきたいと、そう強く思っていた。
sakura ps.前編と書きましたが後編を書くかはノリです!

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