【体毛の選択】SCの二人で話し合ってみた

リニューアルして最初のテーマは「体毛」について。
先日のアンケートでも取り上げてほしいと要望があったこのテーマ、とても身近な問題でありながら、話題にするには少し勇気が必要だったりもするよね。
そんな「体毛」について、今回はSCの二人で話し合ってみたよ。

露出が多くなるこの季節ももう8月後半。
この記事を読んだ後、みんなに素敵な夏が待ち受けていますように♡

体毛についてどうしてる？

Sakura：うみたんは体毛どうしてますか？

Umi：私は体毛は剃ってて、全体的にタイミングで。例えば腕だったら長さが気になったらかな。服装だったり行動量だったりで剃るのは、脇と脚とVIOだね。露出する時に剃ったりするけど、万遍なくやってるわけでもない。チクチクしたり汗の匂いがしやすいのが嫌なのもあって。

Sakura：なるほどね。

Umi：脱毛は美容脱毛に行ってたけど、やめてて。辞めた理由はシンプルに状況と経済面。あれってすごい時間かかるんだよね。一生終わらないのかなみたいな。毛が弱いほうでもないから。さくら先生はどうしてますか？

Sakura：さくら先生は、腕はそのままで、脚は剃ったりすることもあるって感じ。脚同士が寝てる時とかに擦れるとチクッとするのが痛いっていうか、結構しっかりしてるから。

Umi：こともあるって感じね。

Sakura：そうだね、気になるタイミングはそれかな。VIOは常にじゃないけど剃ってるかな。脱毛はしたことなくて自己処理なんだけど、生理の時とかめっちゃ楽。

Umi：まじでそうだね。毛があるかないかで匂いとかも全然違うと思う。夏だったら蒸れたりするじゃん。

Sakura：うんうん。だからわりと剃ってるかな。脱毛は考えたりしたこともあるけどお金……。あと私痛いのまじで無理だから。専門学校の時に「500円でお試し」みたいな脱毛サロンに行って超痛くて。3本しか抜いてくれなかったんだけど、私は無理ですって思った。

Umi：まじで痛いよね。お互いタトゥー入れてるけどさ、タトゥーとはまた別物でまじで痛い。タトゥーより痛い。

Sakura：分かる。VIOを医療脱毛してた友達も言ってた。脱毛するならタトゥー入れるって（笑）タトゥーは一生消えないものだけどすぐ終わるし、だけど毛は生えなくなるまでに時間も手間もかかって、不自由も多いって聞くよね。

Umi：そうなってくると抜くより彫るよね（笑）

Sakura：余裕でそう。

「時代は変わってきてるよね」

Umi：今は体毛を生やしてる女性がかなり増えたと思う。でもやっぱりさ、SNSとかでそこのコメント見ると「なんで毛生やしてるの？」みたいな奴が絶対いる。

Sakura：いるいる。他人の体毛が気になる奴。

Umi：そうそう！理解できないなら放っておけばいいのに。強制的にその人の腕を1週間に一回触らなきゃいけないとかじゃないんだからさ。

Sakura：ほんとに（笑）何が関係あるのって感じだよね。

友達でアトピーの子がいるんだけど、その子が「脱毛したほうがいいかなあ。みんな行ってるし、気になるし」って言ってて。なんで脱毛に行こうって悩むのか深堀ってみたら、自分の意志じゃなかったなって2人で発見して。他人の目が気になったりとか、みんながしてるとか、女性としてのマナーだっていうのが理由になっちゃってたことに気付けて。

Umi：うんうん、なるほどね。

Sakura：やっぱりアトピーの子って肌に負担かけるのも大変だろうし、もちろん脱毛したいっていうのが自分の意思ならやればいいと思うけど、外からの空気感でそう思わされる社会はえぐいなって思う。電車の広告とか、最近は小学生の脱毛みたいなのまで出てきたじゃん。男性も脱毛しましょう、みたいなのもあるし。

Umi：私それまじでやめてほしい、毛マニアだから。

Sakura：本当にそう。いらんことすんな（笑）それとかもさ、男性さえ脱毛してるのになんで女性がしないんだ、みたいな……分かる？そうなるのが迷惑すぎる。

Umi：分かる分かる。今はさ、時代が変わってきてるからそういう常識を覆す人たちもいるけど、だからこそ反発する人たちも目立つ気がする。今までは暗黙の了解みたいな感じだったものが破られてきてるから、苦言を吐く人が表に出てきてる。

セックスと体毛の関係性

Umi：脱毛しようかなって思うのって、異性を気にした結果であることが多いと思うんだよね。日本はなおさら、女性の毛を気にする男性がほぼだと思うから。でも女性の毛が好きな男性もいるんだよね。そういう人は絶対エロいから。

Sakura：絶対にそう。

Umi：毛を許容する男性を探すと、セクシーな男性に当たると思いますね。

Sakura：それはね、全肯定する。ありのままを受け入れるっていうのがエロさの頂点だと思ってるから、一時期「腕の毛剃ってないんだよね～」って言って、その人が本当にエロイかどうか見極めるっていうのをやってたね。

Umi：あ～なるほどね。頭いいね。私はデリケートゾーンは、男性も女性も毛がある見た目のほうが好きなんだけど、快感の良さで言ったら毛がないほうがいい。だから剃ったりもする。

Sakura：うんうん。そうやって選ぶのもいいかもね。

Umi：他のところの毛を剃るのも、私汗っかきすぎて、家から駅まで歩くだけなのにスースーする汗拭きシートをインナーに挟んで歩いたりするくらいなんだよね。全身ペタペタになるし、髪の毛は濡れるし、酷いとTシャツが塩吹く。

Sakura：（笑）やばいねそれ。

Umi：でしょ（笑）だからいつも汗拭きシートは持ってる。まあ匂いって自分じゃ気付きにくいし汗臭いのは嫌だなっていう意識があって。毛があると匂いやすくなるんだよね。だから匂いに気を遣った結果って感じかなあ。毛は無くてもいいと思ってる派だけど、毛が悪いとは思ってないから、やれる範囲で処理はするけどあっても別に、みたいな。

Sakura：自分の身体に合わせて選択できるのがいいよね。男性は髭とかあるし身体的な違いはあるけど、女性が毛を生やしてるのがセクシーっていう概念を持った人が増えたらいいなって思う。

Umi：圧倒的に少ないよね、女性も毛は生えるから。

Sakura：過去に「脱毛しないの？」って言ってきた男いるけど、セックスが良くなかった。

Umi：私も言われたことあるなー。セックスって全力でぶつかり合うものだから。綺麗なままで終われないから（笑）

Sakura：結局セックスの話じゃん（笑）でもそれがなければ毛を剃らない女性結構いると思うよ。

Umi：いやそうなんだよね。だからどうしても結びつくテーマだよね。

「生やす」「生やさない」の選択肢を持つところから始める

Sakura：私が剃るのを辞めたのも、剃らない人もいるって示すことで楽になる人もいるんじゃないかなと思って。剃り残しとかって、だらしないとか無頓着って思われがちじゃん。そのイメージを変えたくて、私は完璧な状態だけど腕に毛を生やすっていう選択をしてる。腕が一番見やすいしね。

Umi：それはね、本当に支持します。

Sakura：（笑）支持された。あざっす！

Umi：それで安心する人って絶対いると思う。

Sakura：露出も結構するけど、それでも腕に毛は生えてるんだ、みたいな。電車で高校生から視線を感じたこともあるんだよ。「おっ」って。「これがニュースタイルだぞ」って。剃らないっていうことが一つの選択になったらいいよね。

Umi：それ超いいね。学生の時ってやっぱり一番気にする時期だと思うし、今は剃るっていう選択肢しかなくても、後々その人がさくらちんを思い出して選択が増えるといいよね。どうするかは自由としてさ。

Sakura：そうだね。どこかで気付いてほしいって思うな。やっぱり人間って衝撃を与えられないと考えるに至らないことがあるから。常識を疑うっていうか。私ワキ毛は汚いってイメージだったの、高校生の時まで。でも一時期、男の人みたいに生えるのかなって思って生やしてみたことがあって、そうしたら愛おしくなったんだよね。

Umi：あー、愛が湧いたんだ。あんまりその経験ある人はいなそうだね。

Sakura：うん、それで毛があるのいいかもなって考えに変わったんだよね。最初に戻るけど、他人の身体のことに口出すなっていう（笑）毛を生やすのも脱毛も、自分がやりたかったらやればいいってことだけ。

Umi：良いも悪いもないよね。誰にでも全く理解できない人間はいるからさ、「毛が気持ち悪い」とか、逆に「毛を剃っている人はおかしい」って思ったとしても別にいいけど。人のね、身体について言ってる時間あるなら他の楽しいことしたほうがいいよ。

Sakura：どうでもいいよね。自分の身体は自分で決めたらいいし、その選択に口を出さない。他人に強要しない。

「体毛」について悩んでいる人へ

Umi：夏だから肌の露出も多くなるし、悩んでる子も多いのかもしれないけどね。毛については自分がやりたいようにやったらいいし、他の意見は気にしなくていいし、気にしてもいい。気にしてしまうあなたは悪くないし、そうさせてしまう世界が悪いだけだから。でもその世界には毛を生やしてる女性もいる。

Sakura：そうそう。一人じゃないよってことだけね。私もいるし。

Umi：堂々としてる女が一番かっこいいから。

Sakura：間違いない。自分を貫き通してください。そうしたらね、似たようないいバイブスの仲間が集まるから。毛を生やした剃ったの話を「なんの話！？好きにせえよ」って言ってくれるのが友達（笑）

Umi：「どうでもいいわ！」ってね。今はSNSでも仲間が見つけやすいし、繋がりやすいから。

Sakura：やすいやすい。

Umi：……高い女になりましょう！

Sakura：……エクスペンシブガール！

Umi：語感よっわ（笑）