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夏の広島帰省ルーティーン「私の夏休み」

  • sakura uni
  • 2023年8月30日
  • 読了時間: 6分


私には96歳になる祖母がいるため、お盆と正月、年に2回は必ず実家がある広島に帰ることにしている。 昨年まではアルバイトを掛け持ちしていて、連勤が当たり前だったので夏の帰省は「夏休み」というより「一年の中のお休みタイム」だった。 今は環境と立場も変わり、長期休みも比較的取りやすくなった。 今回は広島に帰省した際のルーティーンを紹介させていただく。

私は黒猫のクロと二人暮らしをしていて、今回クロはどうしようかと悩んだが連れて帰ることにした。 今年の正月初めてクロを実家に連れて行ったが、動物嫌いの母に一番にゴロゴロしハートを射止め、車で5分のコンビニに行く時でさえ「クロ寂しいんじゃない?車に乗せたら?」と新車に乗せるという、猫好きでも一瞬「いや新車だしな…」と迷ってしまいそうな所業をやってのけた。

・ルーティーン1「新幹線ビール」


帰省前日、同じ日に帰省することを知った友人と帰省することにした。ばっちりお盆の時期に被っていたので始発に乗ろう!と決めていたが、猫も一緒なのでバタバタしてしまい始発には乗れず。 幸い先に着いていた友人が「私並んどくからゆっくりおいで!」と言ってくれた。 やっとホームに到着すると想像を絶する人の多さで、長蛇の列だった。 「終わったわ…」と絶望の中、友人を探していると、なんと彼女は列の先頭にいて、流石に「Girrrl……」と頭の中で呟いた。 優雅に一番乗りで座席に座り、買っていた缶ビールをおもむろに取り出し「プシュッ」とした。

広島駅に母が車で迎えに来る予定だったのだが、いざ到着すると、今日から長期休み+夏+広島でテンションが上がっている酒呑み二人は「お好み焼き食べん!?」と考えが一致した。 休みは飲めるだけ飲みたい。お好み焼きに酒はよく合う。


・ルーティーン2「お好み焼きは欠かせない」

お盆の初日でどこも混んでいて入れそうになく、私たちがいつも(渋谷店に)行っている電光石火がオープン前でその列に並ぶことにした。並んで5分でオープンし、お客たちをどんどん案内していく。 店内の席が埋まりつつあるのを見ながら入れますようにと祈る思いだったが、なんと最後のテーブル席へと案内され歓喜した。 すぐに生レモンサワーと、ジンジャーハイボールで2度目の乾杯をした。

電光石火(そばチーズトッピング)


渋谷で食べるより、卵や麺がふわふわな気がした。 見よ、この輝き…..。これが広島のソウルフードである。





・ルーティーン3「お墓参り」


次の日、祖父をはじめとする先祖の墓参りへ、父母、弟家族と下蒲刈島へ行った。 下蒲刈島は祖母の地元で、人口わずか約1300人の小さな島である。 お墓参り以外にも海水浴や釣り、最近はキャンプでも来た。 私は特にこの下蒲刈島が大好きだ。 上を見上げると、無限に広がる水色の空に掛けるような視界いっぱいの蒲刈大橋が見える。 ここでは人間は主役ではなく、空と海と緑の中にあくまでも住まわせてもらっているのだと思う。 本当はどこに居てもそうあるべきなのに人間は自然を破壊したりしていて、ここにくると人間や自然の本来あるべき環境の中にいることを感じられる。だからここにいると癒され、エネルギーが湧いてくる。 私はこの島のどこまでも続く自然を愛している。



父と母がクロを置いていくのは可哀想だというのでクロも一緒に下蒲刈島に来た。 弟の子供が猫を認識できるようになり「にゃんにゃん」とクロを触っていた。 お墓を掃除し、祈りを捧げる。 猫を連れてきたけど、おじいちゃんは生きていたら嫌がりそうだな。 いつも「愛しているよ」と伝える。



・ルーティーン4「道の駅のオクラ」


その後、欠かさず行っている道の駅に行き、旬のオクラをゲトる。これをゲトれたか、ゲトれなかったかで私の広島満喫度は変わると言ってもいいだろう。 オクラは茹でて、ポン酢をちょんちょんとつけて食べる。シンプルだけど一番美味しい食べ方だ。

都会のオクラとは大きさも食感もみずみずしさも輝きも違う。 これぞ自然からの恵みである。

・欠かさないルーティン5「自然を楽しむ」


次の日は父と母と音戸大橋を抜けた所にあるキャンプ場でバーベキューをした。 目の前にビーチがあって、ロケーションは最高だ。 帰省時はほぼ毎回、海をドライブしたり、釣り、キャンプなど必ず自然を楽しむ(なぜならそのために帰っているから) 今回は、私が激務中に母が友人たちとのバーベキューの様子を送って来たことにより、同じ場所でバーベキューをすることをリクエストした。

たらふく食べた後、海に入れるかなと思いビーチまで行ってみたものの、流石にお盆を過ぎていたせいか海中はクラゲの祭りだった為、散歩に留めた。 どこからともなく「わらび餅〜」と宣伝する軽トラが来た。 こんな炎天下の外でわらび餅はいらんやろ(いる人もいる)とスルーしかけたが、かき氷も売っていたので迷いなくイチゴ味を頼んだ。 練乳がなかったのが大変残念だったが、かなり甘かったので良しとする。

父が変なタイミングで寝始め、母と私が全て片付けをする羽目になったが、そんなおじさん(父)の起床まで、近くの友達ファミリーのスイカ割り大会を「あぁ〜、惜しい」とか言いながら見る時間もあった。 流石に飽きて来たのでおじさんを叩き起こした。 結局スイカは割れなかった。

・ルーティーン6「平和記念公園と親友と会う」


本当は、「平和記念公園へ行く」と「親友に会う」は別々で行うことも多いのだが、今回は親友とその子供たちと一緒に平和公園へ行くことができた。 タイ料理(広島に来てもタイ料理)と、居心地のいいカフェに行った後、「もう平和公園行った?行くよね?」と聞いてくれるのは、さすが親友だ。

平和記念資料館は、8月6日の原爆の日の後だったこともあって、海外の観光客や、夏休み勢で混んでいてとてもじゃないが並んで待てる列ではなかった。 私は5月にもリニューアルオープンした平和記念資料館に行っていて、その時ゆっくり見ることができたので、記念碑にみんなで祈りを捧げるだけにした。

こうして親友と今もなおこの地で平和を願えること、これからを生きる子供達と一緒に祈れることを感慨深く思った。

その後、近くの旧市民球場跡地にできた公園にある噴水で遊ぶ親友の子供を眺め、ふと視線を上げると原爆ドームが見えた。しかし、それは「見えた」ではなく、確実に「見せた」であるように思えた。 すると親友が、「ここから原爆ドームが見えるように設計したんだって」と言った。


原爆ドームが見えるその道をたくさんの人が通り、ベンチで休んでいる。 それは設計者たちの「決して忘れない、伝え続ける」という強い気持ちを、広島市民がしっかりと受け取っているのだと思った。 広島は、平和の街だ。

夏の広島は一ヶ月いても足りない。 近隣の山口の自然や、島根の海も楽しみたいなら尚更だ。 時間があるなら、尾道やしまなみ海道、アートで有名な直島に行くのも良い。 いつもこのようなルーティーンで帰省の数日が終わってしまうのだが、長い休みを取って私も瀬戸内海を旅したい。

いつか、ルーティーン以外で広島を楽しむことができる日を心待ちにしている。




sakura





 
 
 

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